こんにちは!コービです!!
日々たくさんの情報に触れていたら、鬼滅の刃の世界でマーケティングをしたくなったので記事を書いてみます(笑)
このもしも?を考えることってめっちゃ大事だと思います。
実際に鬼滅の刃の世界に自分が入ったら、鬼が怖すぎて正直マーケティングどころの話じゃないと思うし、
そもそも、鬼滅の刃で『お金』なるものを見たことがないし、
時代的には大正だからSNSどころかテレビもない。
使えそうなのは、新聞くらいか・・・?
それでも十分マーケティングはできそう!
ってことで妄想の世界を広げていきます。
・・・
まず僕が目をつけるのは鋼塚さんですね。鍛治職人の。
知らない人に説明をすると、主人公の炭次郎の刀が鬼との戦いの最中、折れちゃって刀を作り直す時に登場した人物なんですよね。
で、その刀鍛冶の鋼塚さんって人がが超職人気質で、でも超いい刀を作ってくれるんですよね。
僕は思ったわけですよ。
この鋼塚さんにコンサルをしたらめっちゃ儲かりそう!!
って!
僕もったいないと思うんですよね。
ちゃんと実力があって、めっちゃいい刀を作る能力があって、
でもそれをたくさんの人に広める力がない(=マーケ力がない)って
本当にもったいないと思うんですよ。
(職人の人あるある)
いいものは広めるべきだし、
鬼の世界からしても、いい刀が出回った方が鬼狩りにも役立つじゃないですか?
しかも本人も儲かるし、一石二鳥だと思うんですよね。
じゃあどんな感じで鋼塚さんをコンサルしていこうか?って話になるんですけど、
まずは刀鍛冶のサービスの打ち出し方ですよね。
僕だったら、
「庚の剣士でも上弦の鬼の首を切り裂く刀作りのプロ」
みたいな感じで打ち出しますかね。
ちなみに炭次郎は剣士としての階級が、10段階で下から4番目だったんですよね。
それが「庚(かのえ)」という階級です。
そして、鬼にも鬼としても強さを示す階級があって、
それの「上弦(じょうげん)」なんて言ったらもう強いのなんの。
数いる鬼の中で上位6名の鬼にのみ与えられる称号です。
剣士が束になっても勝てないほどの強さを誇ります。
そんな上弦の鬼を
剣士としての階級が下から4番目の剣士でも切り裂いてしまう刀を作れる専門家ですよ!
というポジションをとるんですよね。
いわばこれがコンセプトだと思います。
コンセプトに大事なのは、
『誰にどんな価値を提供して、どんなゴールへ導いてあげるか?が一目でわかる状態にすること』
だと僕は考えています。
そして
「庚の剣士でも上弦の鬼の首を切り裂く刀作りのプロ」
このコンセプトは割とそれに当てはまってるのではないか?と思いますね。
誰に?→階級:庚(下から4番目)くらいの剣士としては中級者
どんな価値を提供?→刀を作る
どんなゴールまで導く?→鬼の中ではトップクラスに強い上弦の鬼の首を切り裂けるような刀を作る
ですね。
非常に想像がつきやすいと思います。
そして炭次郎が実際にそれを成し遂げてくれているので、実績アリなのです。
コンセプトもいい感じに決まったので今度は集客をしますね。
集客には広告を打ちましょう。
つまり新聞に掲載するってことですね。
大正時代なんでもちろん携帯もないし、
もちろんテレビもありません。
つまり、人が世の中の情報を手に入れるには
新聞か掲示板くらいしかないと思うんですよね。
なのでそこに掲載しますね。
これはお金を払っても大丈夫です。
確実に回収できるので。
広告の打ち出し方もちょっと工夫したほうがいいと思ってて、
「私の刀鍛冶の能力はすごいです〜!」
なんて打ち出し方は絶対にしないですね。
そんな広告売ったらアホです(笑)
その情報を見た人の意見からしたら、
『あ、そう。で?』
みたいになると思うんですよね。
だから、「庚の剣士、炭次郎が上弦の鬼を討ちました!」
みたいな広告を打つと思います。
その広告の中で、サラッと
「刀鍛治の鋼塚さんが作った刀で、上弦の鬼の首をスパッと切りました」
なんて書いておきます。
シンプルにいいニュースになるし、売り込まれている感がなくなるから圧倒的にこの広告は読まれやすいはず。
さらに『庚の剣士”なのに”上弦の鬼を討った』とギャップを演出しているのでコピーライティング的にもこっちのほうがnot readの壁を超えれる。
これは『コンテンツビジネス開始1ヶ月で月収100万』と同じ理論です。
「え、1ヶ月しか歴がないのに、月収100万稼いだの?」
と興味を引くのと同じ理論で、
「え、まだ庚の剣士なのに上弦の鬼を討ったの?」
と興味を引けると考えました。
さらに言えば、他の剣士もついライバルの情報を見ちゃうと思うんですよね。
「うわ、炭次郎に先を越された!」
「階級が一つしか変わらないのに、炭次郎はどうやって上弦の鬼を討ったんだ?」
「俺も上弦の鬼を倒せるようになりたい!」
そう思わせることができれば、広告としては効果抜群です。
さらにもう一つ狙いがあって、
その宣伝の仕方をすれば炭次郎自身が自分の広告塔になってくれるんですよね。
その後炭次郎が鬼を倒せば倒すほど、
『炭次郎の刀は鋼塚さんが作ったもの』という口コミが広がります。
もし、広告費がどうしても払えないのなら、僕は最初無料で刀作りをします。
そして、
「下弦の鬼を倒せるほどの切れ味だったら〇〇円ください」
「上弦の鬼を倒せるほどの切れ味だったら〇〇円ください」
と成果報酬をもらう形にします。
そしてそれだけでは終わりません。
炭次郎の刀に「鋼塚」と名前を彫らせてもらいます。
そうすればこれはこれで炭次郎が広告塔になってくれます。
炭次郎が全国を駆け回ってくれるほどに自分の名前が広がります。
炭次郎が有名になる程、自分が有名になります。
これでnot believeの壁も超えることができます。
コンテンツビジネスでもよくあると思います。
「あの最近めっちゃ稼いでいる〇〇さんは、〇〇さんに教わったんだよ」
っていう、他人の声が一番口コミには効果抜群なんですよね。
こうすれば認知は広まるし、集客できるようになりますね。
認知が広まってきたら、予約殺到して、人気店になるはず。
そもそも刀を一本作るのにそれなりの時間がかかるから、予約困難店になるはず。
そこで次はこんな施策を打ちましょう。
『リピーターを超優遇して、次回予約をもらう』
ことです。
ガンガン予約が入ってくる中、新規のお客さんの予約をする前に、
既にいるお客さんにリピートしてもらうんです。
これをやるのは超簡単で、
刀を作って渡す際に次の予約を入れてもらうんです。
「大体刀は3ヶ月おきには研ぎ直したほうがいいんですけど、3ヶ月後に予約を入れておきましょうか?
ちなみに今〇〇名から予約が入っていて、今予約をしていただかないと○年後になっちゃうと思うんですが・・・」
みたいなことを言えば大体次の予約を入れてもらえます。
これはグループ年商40億の美容院を経営をしている北原さんがやっている戦略です。
来店してもらった時に次回の予約をしてもらうんです。
こうすることでさらに希少性が高まるのわかりますか?
刀に自分の名前を彫っているからどんどん広告塔は増えるのに、リピーターで予約が埋まるから新規の人はなかなか予約が取れずにどんどん希少性が上がります。
希少性が上がるので単価をガンガンあげることができるようになるんですね。
ここでポイントなのは、認知度を上げて普及を減らすことです。
希少性は
希少性=認知度ー普及度
という方程式で成り立っています。
だから希少性を上げるには認知度を上げるか、普及度を下げればいいのです。
ちなみにルイヴィトンやエルメスがこの戦略をとっています。
ルイヴィトンやエルメスはそもそも商品を大量生産しません。
それから売り切れた商品を再販などもしません。
僕は一度ルイヴィトンに入ったことがあるのですが、
新作の商品や自分が欲しいと思っていた服などは全て売り切れていました。
こうして普及度を意図的に下げているんですよね。
そして、
六本木ヒルズの前を通るとわかるんですが、
一番目立つところにでかでかとハイブランドのお店は並んでいます。
こうすることによって認知が取れるんですよね。
こうして、認知度を上げて普及度を下げると希少性が上がり、勝手に単価は上がっていきます。
もうこの頃には、超絶儲けることができるようになっているかと思います。
でも僕は知ってます。
この状況になると、一番きついのは刀鍛冶の鋼塚さんです。
常に自分が動き続け、休みもなく、お金はあるのにその使い所がないという状況になります。
本当に刀を作ることが好きで、お金よりも自由な時間よりも刀を作りたいならそれで十分だと思います。
ですが、そんなに働き続けるのも嫌じゃないですか?
僕は嫌です。
なのでこれだけじゃまだ終わりません。
次は仕組み化していきましょう。
仕組み化をするには、自分の技術をマニュアル化して、同じ作業をできる人を量産します。
もちろん自分と同じ技術を使える人が増えるので普及度合いは上がりますが、
自分の労働力は格段に減らすことができます。
さらに言えば、良い刀鍛冶が増えることは、鬼滅の刃の世界的にもプラスになるはずです。
でもただ弟子を作るのはもったいないです。
なので、自分の刀鍛治のスキルを完全継承するコンサルでも取りましょうか。
「あの炭次郎の刀を作った私の技術を完全継承するコンサルを募集します。
○名限定で、○円でコンサルします。」
みたいな感じで募集しましょう。
そうやって刀鍛冶のスキルを継承するコンサルをとって、自分の技術を継承します。
そして技術を継承したらその人をそのまま雇ってしまいましょう。
普通の企業だったら、新卒を採用して、給料を渡しながら教育をしなくちゃいけませんが、この方法を使えばお金をもらいながら教育することができます。
最強ですよね。
こうして、自分の分身を生み出して、自分の代わりに働いてくれる人を何人か作ることができれば、自分にもバンバンお金は入ってくるし、時間の自由も生まれます。
そこまでマニュアル化して時間の自由、お金の自由が生まれたのなら、本でも出版しましょうか。
大正といえば大学令が発令されて、学校がたくさん増えて、本や出版業界が急成長した時代でもあります。
『上弦の鬼を滅する刀の作り方』
『刀鍛冶力を上げる修行法』
『鍛治についての知識もない剣士が一瞬で切れ味を上げる裏技』
みたいにコンテンツなんて次から次へと作ることができるはず。
知識にレバレッジが効いて、バンバンものが売れるようになりますよね。
しかも、鬼退治をしたい世の中に対する貢献もとてつもないです。
もはや最強です。
どの時代もマーケティングの知識をつけている人が結果的に稼ぐことができるし
世の中をよりよくできる例ですよね。
そして、僕もコンサルするんだから稼ぎたい!
ということで、鋼塚さんにこう営業します。
「僕が絶対にあなたを稼がせます!あなたは今まで通り刀鍛冶を作ることだけに集中してください!あとは全部僕がやります!その代わり、収益が増えたら、増えた分の50%をください。あなたには残りの50%をあげます。繰り返しにはなりますが、あなたは何もしなくていいです!」
これで僕も稼げました。
あ〜頭使うって楽しいね。
ではでは。
コービ

鬼滅の刃の世界でコンサルしてみた!